一般向け講習会ワーキンググループ報告 美宅成樹(東京農工大学)
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医科学研究所ヒトゲノム解析センターで7月24日(月) 10:00~17:00ゲノムインフォーマティクス講習会が行われました。以下のとおり、その内容を坂井寛子さん(農工大)にまとめてもらいました。一般向け講習会ワーキンググループとしては2001年も続けて講習会を行う予定です(詳細は未定)。
第5回バイオインフォマティクス講習会 「ヒトゲノム計画とインターネット」
ゲノム計画からポストゲノム計画へ 報告 坂井寛子(東京農工大学)
講習会内容
午前は東京大学医科学研究所 大講堂で参加者全員を対象に講義を行い、午後は参加者をグループに分け、グループごとに体験学習を行いました。
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講義1 「最近は生物科学のトピックスがいっぱい!」 中井謙太先生
クローン生物のはなし/ホメオティック変異のはなし/セントラルドグマのはなし/転写制御ネットワークのはなし/マイコプラズマのゲノムのはなし/セレラ社のショットガン法のはなし/コンピュータによる遺伝子発見のはなし/生命の理解とシミュレーションのはなし
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講義2 「生物の研究でコンピュータはどんな風に使われているの?」 秋山 泰先生
ゲノムの研究になぜコンピュータを使うの?(配列データや構造データがどう表現できるか。データが如何に増加しているか)/ゲノム解析用のプログラムを作ってみよう (データベース検索の例などを出したい)/世界中のWWWサーバでゲノムのことを調べる(ゲノムネットWWWや、世界の他のサーバ紹介)/並列処理:パソコン1000台分のコンピュータが大活躍(世界のゲノム施設などでのPCクラスタの現状。米政府の未来計画等)/ WWWや並列処理では、ネットワークにアクセスする様子を見せる。
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講義3 「世界のコンピュータにどんな生物のデータがあるのだろうか?」五斗 進先生
ゲノムデータベースからパスウエイデータベースへ/ゲノムデータベースからパスウェイデータベースの話へと展開して、最後は簡単なシミュレーションの話までできればと思っています。
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講義4 「生物の分子の姿・形を見てみよう――構造ゲノミックス」 諏訪牧子先生
タンパク質の立体構造/構造ゲノミクスのバイオインフォマテイクス周辺/ゲノムワイドなタンパク質立体構造予測、分類。
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(午後)【体験学習】
a ゲノムセンター見学
(高木研究室の皆さん)
b コンピュータ実習(中井先生)
c 質疑応答(美宅先生)
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